AGA治療の新薬【ザガーロ】の情報について

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AGA治療の新薬「ザガーロ」の情報について 2015.9.17

こんにちは、渋谷駅前クリニック事務長の二階堂です。


AGA治療の新薬の製造販売承認を【ザガーロ】という薬名で、グラクソ・スミスクラインが2015年9月28日に取得。今秋(10月末~11月初旬頃)にも発売されるようです。

これまでAGA治療薬としてはプロペシアとジェネリックのフィナステリド「ファイザー」がありましたが、ザガーロの有効成分はデュタステリドとなります。
今の所の情報として、規格は0.1mgと0.5mgの二種類、剤型はカプセル錠である可能性が高いようです。

このデュタステリドを有効成分とする医薬品としては、前立腺肥大症治療薬のアボルブが、同じくグラクソ・スミスクラインから発売されています。
AGA治療薬として新しく厚労省の承認を得ることになります。AGA治療薬だと「ザガーロカプセル0.5mg」という製剤名、前立腺肥大症治療薬だと「アボルブカプセル0.5mg」どちらも一般名はデュタステリド0.5mgで効果効能の記載とカプセルの色が違うだけで全く同じ薬剤ということになります。

ザガーロ(デュタステリド)の作用機序ですが、プロペシア(フィナステリド)と同様、AGAの原因であるDHTを生成するのに必要不可欠な5α‐還元酵素を阻害することで、DHTの生成を抑制しAGAを改善するというものです。 この5α‐還元酵素にはⅠ型とⅡ型という二つの型があります。フィナステリドはⅡ型しか抑えることが出来ないのに対して、デュタステリドはⅠ型、Ⅱ型とも抑えることが出来る為、プロペシアよりもDHTの生成をより強く抑えられる可能性が高く、効果の期待度も高いと見られているようです。

アボルブの添付文書に記載されている主な副作用は、勃起不全(3.2%)、リビドー減退(1.7%)、乳房障害(女性か乳房、乳頭痛、乳房痛、乳房不快感)(1.5%)、肝機能異常(1%以上)、その他(じんましん、めまい、射精障害、腹部不快感)(1%未満)となっています。
先ほども申し上げた通り同一の薬剤であるためザガーロの副作用の指標としては非常に参考になります。作用がプロペシアも強いことから、副作用もプロペシアより多いことが予想されます。

ザカーロはプロペシアと同様に併用禁忌薬はありませんが、CYP3A4阻害作用を有する薬剤(HIV治療薬のリトナビル、抗真菌薬のケトコナゾール・イトラコナゾール等)は併用によりデュタステリドの血中濃度が上昇する可能性があるため、併用注意となります。

尚、当院にてザガーロの取り扱い又は取扱い時の価格等については現在未定となっております。
また発売時期など詳細が分かりましたらお知らせいたします。
より詳しい情報に関しては当院グループの公式HPをご覧下さい⇒ザガーロの正しい服用方法と処方

関連リンク
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日本新薬株式会社提供 ED治療薬情報サイト

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万有製薬(現:MSD)提供 プロペシア情報サイト

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