海外のED治療薬② ~ザイデナ~【浜松町第一クリニック渋谷駅前クリニック】

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海外のED治療薬② ~ザイデナ~ 2013.2.14

こんにちは、
渋谷駅前クリニック事務長の二階堂です。


先日のブログでも触れましたが、海外ではバイアグラ、レビトラ、シアリスに続く、新しいED治療薬が既に登場しています。

今日はそのうちの一つをご紹介します。


ザイデナ【ZYDENA】※当院では取り扱っておりません。

韓国の東亞製薬が製造、販売しているED治療薬です。

バイアグラなどと同じ経口タイプのED治療薬で、100mgと200mgの二種類の錠剤があります。

「バイアグラのジェネリックなの?」と思われるかもしれませんが、有効成分が異なる別の薬で、 バイアグラのシルデナフィル、レビトラのバルデナフィル、シアリスのタダラフィルに対して、ザイデナの有効成分はウデナフィルという物質です。


有効成分こそ異なりますが、勃起を妨げる酵素(PDE5)の働きを抑えて血流を良くするという作用はバイアグラなどと共通ですね。

服用後30分ほどで効果が現れ始め、最大12時間以上効果が持続するようです。

また、主な副作用としては顔のほてり、鼻づまり、目の充血、頭痛、消化不良が挙げられています。

これもバイアグラなど他のED治療薬とほぼ変わらないですね。


ザイデナは、韓国のED治療薬市場では、2005年の発売からわずか2年でバイアグラに次ぐ第二位のシェアを獲得したという発表もあります。

現在はロシアやアジア諸国など30か国以上に輸出されており、韓国の医薬品業界がグローバルマーケットに台頭するきっかけとして、大きな期待がかけられているようです。


日本におけるウデナフィルの開発、販売については、2011年に Meiji Seika ファルマ社が東亞製薬と以下の内容のように契約を交わしているのですが、ED治療薬としてではなく、前立腺肥大症の治療薬としての開発となっています。

2011年12月19日
Meiji Seikaファルマ株式会社(代表取締役社長:松尾正彦、以下「Meiji」)と東亞製薬株式会社(代表理事社長:金源培、以下「東亞」)は、東亞が創出した「ウデナフィル」の日本国内における開発および販売に関するライセンス契約を締結しましたのでお知らせします。 Meijiは、ライセンス許諾の対価として、契約締結時一時金、開発進捗に応じた開発一時金、および販売額に応じた実施料を東亞に支払います。
「ウデナフィル」は5型ホスホジエステラーゼ(PDE5)の選択的阻害薬で、韓国をはじめロシア、フィリピンなど世界数カ国で既に勃起不全治療薬として販売されており、米国では勃起不全治療薬に加えて前立腺肥大症治療薬としての開発が進められています。Meijiは「ウデナフィル」の前立腺肥大症治療薬としての開発に着手します。
参照元→「ウデナフィル」に関するライセンス契約締結のお知らせ|プレスリリース|Meiji Seika ファルマ株式会社

以上のことから現時点ではED治療薬としての開発は進められていないため、日本では前立腺肥大症の新薬として登場することになりそうですので日本国内ではザイデナの登場は現状ではなさそうですね。


ちなみにシアリスの有効成分であるタダラフィルは、アメリカでは前立腺肥大症の薬としても承認されています。

ここでは詳細は割愛しますが、EDと前立腺肥大症の治療薬には作用の関連性が認められています。

今回紹介したザイデナですが、いまのところ正規に入手する方法は、韓国やロシアなどに自ら足を運び、現地の医療機関で処方してもらうしかありません。

ネットには偽物が大量に出回っています。絶対に手を出さないようにしてください。

関連リンク
ファイザー製薬提供 ED治療薬情報サイト

VIATRIS製薬提供 ED治療薬情報サイト

日本新薬株式会社提供 ED治療薬情報サイト

日本新薬株式会社提供 ED治療薬情報サイト

万有製薬(現:MSD)提供 プロペシア情報サイト

ORGANON提供 プロペシア情報サイト